2019/02/05
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カスタム研究所【ネットワーク】UQ WiMAX:Try WiMAX~本契約まで
ずっと気になっていたWiMAX
よほど環境に恵まれていない限り満足のいく速度は出ない。
じゃあLyん家どうなん?
という事でTry WiMAXしてみた。
そもそもWiMAXとは?
WiMAXは、キャリア(ドコモ・au・SoftBank)のモバイル回線(700MHz~2100MHz)よりも、さらに高周波の2500MHz帯(BWA)を利用したモバイル回線です。
※黄色=WiMAXで利用できるバンド
また、国内の3キャリアはFDD-LTE方式ですが、WiMAXは海外で主流のTD-LTE方式を採用しています。
※黄色=WiMAXが利用しているバンド
電波は、周波数が上がれば上がるほど高速通信になる(データ量が増える)が、障害物には弱くなる(直進性が強くなる)ので、
ほどよく届いて、そこそこ速度の出る800MHz帯(プラチナバンド)が大人気です。
キャリアはこのプラチナバンド(広域性+安定性)と2100MHz帯(高速通信)を併せ持つので、通信業界の3強に君臨しているんですね。
ちなみにUQ WiMAXの通信規格には、
・WiMAX(TD-LTE 2595MHz~2625MHz)
・WiMAX 2+(TD-LTE 2625MHz~2645MHz)
・au 4G LTE(FDD-LTE 703MHz~2170MHz)
の3種類がある。
さらに以下の三つのモードが存在する。
・ノーリミットモード(WiMAX)
※低速だがデータ量制限が無い
・ハイスピードモード(WiMAX/WiMAX2+)
※高速だが「3日間で3GB制限」がある
・ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+/au 4G LTE)
※高速+エリアフルカバーだが別料金が発生する
ここで気をつけたいのは、
「ハイスピードプラスエリアモード」を少しでも使ってしまうと、
基本料金以外の「別途料金(1005円/月)」が発生してしまう点だ。
だから間違ってau 4G LTEを使わないように上手くコントロールしたいと思う。
なぜ据え置きルーター?
屋外で通信するためのモバイル回線はドコモ系で間に合っている。
LyはWiMAXを固定回線(常時接続回線)として使うつもり。
だから敢えて、高利得な(受信感度が強い)URoad-Home2+を選んでみた。
さらに、URoad-Home2+は「au 4G LTE」には非対応なので安心。
しかも「WiMAXとWiMAX2+の切り替えができる」ので検証作業にも使える。
これはもうURoad-Home2+しかないでしょう。
Try WiMAXが届いた
包装も段ボールも何も無い。このまま送られてきた。
まるっきしTUTAYAのレンタルバッグだ。
UQコミュニケーションズ株式会社からのゆうパック送り状。
柔らかいウレタンフォーム内には、
URoad-Home2+(本体)・アンテナ2本・LANケーブル・ACアダプタ・USB←→ACプラグ変換ケーブル・勧誘パンフ・返却方法説明カード・返送用伝票(印字済み)・かんたん設定マニュアル、が無造作に入っている。
同梱品含めて明らかに中古品と分かる質感と収納具合だ。
「開封厳禁シール」のとこにau Micro IC Cardが入っている。
アンテナ端子(SMA)とLAN端子(RJ45)がそれぞれ2個づつ。
それと電源端子(DC 外径5.5mm内径2.1mm)が1個。
SSIDやKEY情報など。
それぞれのQRコードを読み取ればIMEI番号とKEYが表示される。
出力は5V2A
市販のDCケーブル(外径5.5mm内径2.1mm)を使えばモバイルバッテリーも流用できそうだ。
まずは繋げてみる
ガーン Σ(゚Д゚|||)
屋内ではほぼ通信不可・・・。
電話でUQコミュニケーションズに相談してみたところ、
最寄りの基地局は北北東方向(約50m離れたところ)にあるらしい。
なお、WiMAX基地局の場所は非公開だそうで、
これ以上詳しくは教えてくれなかった。
うーん。
屋内とはいえ、わずか50mで圏外とは・・・
噂どおりWiMAXはシビアです。
屋外に設置してみた
屋内では受信不可だったので、しかたなく屋外に設置してみた。
電源とURoad-Home2+を防水タッパーに入れて、長いLANケーブルを宅内に引き込んだ。
終日の平均速度
down:0.5Mbps~8Mbps
up:0.5Mbps~3Mbps
WiMAXはとにかく波が荒い。
さっきまで8Mbps出ていたのに、1分後には0.5Mbpsまで落ちる事も多々ある。
まぁ速度は遅いがなんとか繋がった。
しばらくはこれで様子を見てみようと思う。
あれ?速度制限は?
WiMAX2+(ハイスピードモード)では、三日間で3GB以上のデータ通信で速度制限が入るはずだ。
UQ WiMAXの速度制限がどの程度のものかを検証してみる。
「ハイスピードモード+Google Chromecast」でYouTube再生。
24時間稼働でひたすらデータ通信してみた。
通信速度:0.5Mbps~8Mbps
一日のデータ量:約20GB
連続日数:5日間
毎日約20GBづつ。
5日間でトータル100GBほどを使ってみたが、速度制限には一度も入らなかった。
6日目も普通に0.5Mbps~8Mbpsの速度が出ている。
あれ?
速度制限は????
WiMAXの受信状況や最高速度も知りたがったが、
Lyが一番知りたかったのは「制限中の通信速度」だ。
あまりにも速度制限が酷いなら、本契約する気はない。
お試し回線だから制限されないのか?
詳細は分からないが、これだけが残念でならない。
社員さんと話してみた
Try WiMAX到着から一週間目くらいに、UQコミュニケーションズの社員?から電話があった。
WiMAXの使用状況と感想を聞きたかったらしい。
せっかくなので、社員さんとWiMAXの電波や基地局について30分ほど会話してみた。
ついでに速度制限についても聞いてみたが、
どうやら速度制限は「三日間で3GB以上」と決まったものでは無いとのこと。
WiMAXの速度制限は「混雑具合」によるらしい。
これで謎が解けた。
あと、Try WiMAXだからといって制限を掛けないような「特別扱い」も無いとのこと。
まぁ、当然といえば当然だ。
まとめ
面白そう!
すごく気に入った。
・最寄りの基地局から約50m
・この受信状況で0.5Mbps~8Mbpsの速度が出ている
・近隣にWiMAX利用者が少ない
・速度制限が緩い
・月額4000円以下
・使い放題
・小型のモバイルルーターはいつでも買える
・SIMカードを差し替えればQua tab 02でも使える
※au WiMAX回線ならSIMフリー端末やQua tab 02でも使えるようですが、UQ WiMAX回線では公認ルーター以外では通信できない(IMEI制限をかけている)そうです。
受信環境は、まだまだ改善の余地がある。
速度制限についても、そこそこ満足できた。
あとは本契約だ。
WiMAX関連のキャッシュバックにはトラブルも多い。
更新月中に自ら請求しないとキャッシュバック(2万円とか3万円とか)は失効してしまうらしい。
Lyはそんな事に振り回されるのは嫌だ。
だから、最初から割引されている「PEPABO WiMAXのギガ放題お得プラン」で本契約しようと思う。