2019/02/05
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カスタム研究所【Android】au Qua tab 02 HWT31:SIMロック解除 for DC-Unlocker
作業中の「ながら見タブレット」として毎日使ってるQua tab 02。
YouTube、AbemaTV、dTVやHuluにも大活躍!
2016年9月のアップデートでは致命的な欠陥(タスクkill問題)も解消されたので、とくに不満も無く安定運用中。
屋外に持ち出す予定も無いのでWi-Fi運用で十分に満足。
でもSIMロック解除できるって聞くと何となくやってみたくなるよねw
購入日から180日経った
普通にauショップで3240円払って解除してもらおうと思ったけど、それじゃ面白くないので「DC-Unlocker」でロック解除してみる事にした。
ちなみにauでは、端末購入日(保証書記載の日付け)から180日経たないとSIMロック解除してくれないが、
「DC-Unlocker」でSIMロック解除するならべつに180日も待つ必要無い。
180日縛り明けなのに、わざわざ「DC-Unlocker」を使ったのは完全に興味本位からですw
DC-Unlockerでできる事
DC-Unlockerでできる事は「SIMロック解除」と「rootロック解除」の2種類あって、それぞれに別料金がかかります。
「SIMロック解除」はSIMフリー化するだけ。
「rootロック解除」は普段は触れない設定項目を変えたりでき、Android OS自体を自由にいじれるようになる。
auショップで3240円払って解除してもらえるのは「SIMロック解除」だけです。
「rootロック解除」はやってくれません。
Lyはファームウェアを触るつもりはないので「SIMロック解除」だけを行いました。
今回はDC-UnlockerによるSIMロック解除の手順を書いてみようと思います。
対応機種を調べる
まずはDC-Unlockerの対応リストを確認。
DC-unlocker features for Huawei Android phones
さすがにキャリア向け端末であるQua tab 02は未掲載だが、
MediaPad T1やMediaPad M3が掲載されているので何とかなるかも。
とにかくやってみよう!
価格を調べる
DC-Unlockerの価格表はこちら
Credits for users who don’t have a DC-unlocker dongle needed for one operation
価格表によると、未掲載なHuawei端末(Qualcomm SoC)の場合は「Huawei Qualcomm Android phones」で一括りにしてるらしい。
だとしたらQua tab 02のSIMロック解除は「4 Credits」だ。
DC-Unlockerでは「Credits」というポイント制みたいな単位で価格が決まる。
「1ユーロ」で「1 Credits」を購入する感じだ。
決済について調べる
海外サービスを決済する際に一般的に利用されるのは「PayPal」だが、
PayPalは日本語と英語が混在してるので登録手続きが煩雑でアカウント作成も面倒臭さそう。
だから今回はジャパンネット銀行のデビットカードを利用しました。
DC-Unlockerでカード決済するには「HiPay wallet」という聞いた事も無い会社を経由するらしい。
そのかわりアカウント作成が簡素化されてて話が早い。
うーむ。ちょっと不安だけど・・・ま、やってみるかw
ユーザー登録と決済
ではDC-Unlockerへのユーザー登録~決済まで一気に済ませてしまいましょう。
まずはDC-UnlockerのWebサイトにアクセス。
右側の「Buy credits」をクリック。
今回はJNB Visaデビットを利用するので、赤丸部分の「Credit & Debit Cards」をクリック
そしたら赤枠に必要事項を入力する。
item:新規登録なので「New User」を選択
First name:カード名義の「名前」をローマ字で
Last name:カード名義の「苗字」をローマ字で
User name:任意のユーザー名を英数字(5~16文字)で
Country:「Japan」を選択
E-mail:登録情報が送られてくるので有効なメールアドレスを入力
Credits:今回の購入ポイント数を入力
最後に「Confirm」をクリック。
すると確認画面が出るので、
「アカウント名(User name)」「購入クレジット数(4 credits)」「購入金額(Price:4.00 EUR)」を確認して間違いが無ければ「Buy now」をクリック
Card number:には「カード番号」を
Card holder:には「カード名義人名」をローマ字で
Expiry Date:にはカードの「有効期限」を
CVV code:カード裏面の「セキュリティコード」を数字で入力
最後に「Pay」をクリック。
しばらくするとHIPAYウォレットから決済完了のメールが送られて来ます。
そしてもう一通、DC-Unlockerからアカウント名とパスワードが書かれたメールも送られて来ます。
※間違ってメール消しちゃったんで画像はありません。
JNBの口座を確認したら4ユーロ(約502円)が決済されていました。
【補足】
画像では「1ユーロ=125.5円」の外貨レートだったので「4ユーロ=502円」
のはずなんですが、その二日後にまた1円が決済されています。
これは銀行側決済とショップ側決済によるタイムラグを原因とした差額調整です。
もし外貨レートが下がってれば差額が返金されます。
Lyは運が悪かったので、二日間で外貨レートが1円分上がってしまったようです。
ま、いいかw
ではアンロック作業に進みましょう。
アンロック作業
まずはこちらで手順を確認します。
Huawei Android phone (Qualcomm) network unlock guide
https://www.dc-unlocker.com/huawei-android-phone-qualcomm-unlock-guide
アンロック作業のおおまかな流れは以下の通り
1,Qua tab 02をManufactureモードにする
2,Qua tab 02のUSBデバッグとOEMロック解除の有効化
3,PCとQua tab 02をUSB接続&ADBドライバ導入
4,DC-Unlockerを起動&Qua tab 02を認識させる
5,DC-Unlockerでユーザー情報を認証
6,アンロック!
7,SIMカードの状態確認
8,通信確認
ではQua tab 02の準備から進めていきます。
1,Qua tab 02をManufactureモードにする
Qua tab 02は「Qualcomm and Kirin based モデル」なので、
電話アプリから「*#*#2846579#*#*」と打ち込んでManufactureモードにする必要があります。
ですがQua tab 02に電話アプリはありません。
こんな時は電卓アプリから「()()2846579()()」と打ち込んで最後に「=」をタップします。
※横画面にしないと全てのボタンが表示されません。
2, 「()()2846579()()」と打ち込んで最後に「=」をタップ
3, ProjectMenu → USB Port Setting
4, Manufacture Modeを選択 → CLOSEをタップ
2,Qua tab 02のUSBデバッグとOEMロック解除の有効化
1, 設定 → タブレット情報 → ビルド番号を7回タップ
そうすると設定内に「開発者向けオプション」という項目が現れる。
2, 設定 → 開発者向けオプション → 「USBデバッグ」をONにする
3, 設定 → 開発者向けオプション → 「OEMロック解除を有効にする」をONにする
これでQua tab 02の準備が整いました。
続いてPC側の設定を行います。
3,PCとQua tab 02をUSB接続&ADBドライバ導入
1, Qua tab 02とパソコンをUSBケーブルで接続
2, エクスプローラーに「CDドライブ」が現れるので「Windows USB Driver → DriverSetup.exe」をダブルクリック
3, デバイスマネージャーでQua tab 02の認識状況を確認する
・Android Phoneとして認識
・ポート番号「COM9」の割り当て
・ポート番号「COM10」の割り当て
・通信機器(モデム)として認識
※もし上記4か所が認識されていないようであれば「DriverSetup.exe」じゃなくて「devsetup32.exe」「devsetup64.exe」のどちらかをダブルクリックする。
※間違っていても操作が弾かれるだけなので片っ端から試しても大丈夫。
これでPCとQua tab 02の接続準備が整いました。
USBケーブルは繋いだまま、次のステップへ進めましょう。
4,DC-Unlockerを起動&Qua tab 02を認識させる
1, 「DC-unlocker client」をダウンロードする
ダウンロードはこちら:DC-Unlocker Software downloads
2, てきとうな場所で解凍する
※インストール不要なソフトなので解凍先はどこでも構わない。
3, 解凍したら「dc-unlocker2client.exe」をダブルクリックして起動する
4, 最適なモードを検索する
Select manufacture:「Huawei phones」を選択
Select model:「Auto detect」を選択
検索ボタン(虫メガネ)をクリック
そうすると、
「Select model」には「Huawei Qualcomm Android phone」が
「Ports」にはADBドライバ導入時で割り当てられたポート番号が
「下ウィンドウ」には機種の説明が表示されます。
現在のポート番号2個と、Qua tab 02のIMEI番号が表示されていれば認識完了です。
5,DC-Unlockerでユーザー情報を認証
1, 右側のメニューから「Server」をクリック
2, 「User name」と「Password」に登録情報を入力して「Check login」をクリック
※パスワードは登録時にメールで送られてきたやつ。
下ウィンドウにユーザー名と購入クレジット数が表示されれば認証完了!
いよいよアンロックです。
6,アンロック!
1, 右側のメニューから「Unlocking」をクリック
2, その下の「Unlock」をクリック
下ウィンドウに
「successfully」
「Credits left:0」
と表示されたらSIMロック解除完了です。
USBケーブルを抜いてからQua tab 02を再起動しましょう。
7,SIMカードの状態確認
設定 → タブレット情報 → 端末の状態 → SIMカードの状態
[状態]
使用可能
と表示されていれば、SIMカードで通信できる状態です。
8,通信確認
Qua tab 02に各社SIMカードを挿入して通信確認。
mineo AプランのAPNを設定→
au VoLTE SIM(au MVNO Multi IC Card 01)で通信可能。
mineo DプランのAPNを設定→
ドコモ系SIMでも問題なく通信可能。
ただし1点だけ制限がありました。
au系SIMだけテザリング通信ができません。
au系SIMではテザリング不可
ドコモ系SIMでは問題なくテザリング通信できるが、
mineo Aプラン(au VoLTE マルチSIM)ではテザリングによる通信ができません。
テザリング自体は可能だが、モバイル回線からのデータが全く流れてこない。
これはau側によるネットワーク制限が原因です。
au店舗でSIMロック解除しないと、ネットワーク側の制限までは解除されないようです。
まとめ
au系SIMカード利用者で「テザリング必須」な方は、
auショップでSIMロック解除してもらったほうが良いです。
au系SIMだがテザリング不要な方、
タブレット本体のみで通信する方、
ドコモ系SIMカード利用者は、DC-Unlockerのほうが断然安上がりです。
Lyは現在、Qua tab 02にOCNモバイルONEのSIMカードで使っていますが、
普通のSIMフリースマホと全く同じように使えています。
もちろんテザリングも普通に使えます。
ちなみにQua tab 02の対応バンドは以下の通り。
800MHz(バンド18/26)
900MHz(バンド8)
1500MHz(バンド21)
1700MHz(バンド3)
2000MHz(バンド1)
そしてドコモと被るのは、
1500MHz(バンド21)
1700MHz(バンド3)
2000MHz(バンド1)
の3周波数帯です。
Lyの家ではたぶん2000MHz(バンド1)を受信しているんだと思いますが、とくに電波が弱いと感じた事は一度もありません。
むしろau VoLTE SIMで使ってるZenfone 2 Laserのほうが感度悪いです。
現在のQua tab 02の相場価格は、新品の白ロムで17000円前後でしょうか。
この性能に+500円でSIMフリー化できるなんてコスパ最高なタブレットだと思います。
重量486gとちょっと重いけど、フルHDで綺麗な動画が観れるのでオススメです。
また、DC-Unlockerは他の端末にも広く対応してるので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
わくわくが止まらないですよw