2019/02/05
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カスタム研究所【その他】ジャパンネット銀行:JNBから脅迫されたお話
JNB(ジャパンネット銀行)から理不尽な理由で【脅迫】されました。
JNBの身勝手な制裁措置のせいで、
危うく金融事故(滞納によるブラックリスト入り)になるところでした。
今回は「ジャパンネット銀行(JNB)から脅迫されたお話」を音声記録とともに記事にしようと思います。
何があったのか?
ネットバンキングやデビットカードが便利なJNB(ジャパンネット銀行)ですが、
デビットカードの使い方についてジャパンネット銀行から【脅迫】されました。
この記事を読まれている方々の中には「JNBデビットカードって何?」という方もいらっしゃると思うので、
まずはJNBデビットカードの概要を簡単に解説して、
その後に経緯と結論を書いていこうと思います。
JNBデビットカードの仕組み
まずはJNBデビットカードの仕組みを簡単に説明しておきます。
JNBには「通常のデビットカード」と「カードレスVISAデビット」の2種類があります。
これは他行でも発行している普通のデビットカードと同じです。
口座開設後に郵送で送られてくるキャッシュカードに「デビットカード機能」が付帯されています。
JNBでは「1人1口座まで」と決まっているので、デビットカード番号も1個しか貸与されません。

※キャッシュカードは銀行からの借り物です。所有権は銀行側にあります。
これはJNBだけの独自機能で、デビットカードの「番号のみを発行するサービス」です。
実際にキャッシュカードが郵送されてくる訳ではありません。
「カードレスVISAデビット」は「JNBデビットカード」にもれなく付いてくる便利な機能です。
海外サイト等でのカード決済に不安を感じる時や、決済毎のお金の流れを仕分けするために「自分の意思で」カード番号を発行できる機能です。
カードレスVISAデビットのカード番号は「最大4個まで」発行でき、新たなカード番号の発行(新規発行)は「1日に最大5個まで」可能です。

今回はこの「カードレスVISAデビット」についてJNBから難癖つけられたお話です。
これまでの経緯
■突然のデビットカード停止
ある日、買い物しようとカードレスVISAデビットの番号を入力したら決済審査で弾かれました。
あれ!?と思って別の番号を入力してもやはり弾かれます。
Lyは今まで金融事故(滞納や未払いなど)を起こした事は無いし、口座残高も十分に入れてあります。
デビットカードが使えなくなった理由は分からないが、とにかくJNBに問い合わせてみようと思いました。
■親切ぶった文言で誘引するEメール
その翌日に「ジャパンネット銀行からのお願い」というメールが来ていました。
カードの不正使用でもあったのか!?と少し焦りましたが、
とにかく「デビットカードが使えない件」を聞いてみようと思いました。
■メールはJNBが仕掛けた罠だった
デビットカードの安全利用のために連絡をくれるなんて「親切だなぁ」と思って電話してみたら、まんまと騙されました。
これはJNBが「カード強制停止」したうえで「本人から連絡させるため」の口実でした。
■JNB担当者の言い分
JNB担当者さん曰く、
「カードレスVISAデビットのカード番号の新規発行」と「サービスサイトへのカード番号登録」を短期間に何度も繰り返したためデビットカードを強制停止した。との事。
違法行為も一切行っていません。
利用規約にも違反していません。
ちゃんと法律や規約に則った使い方をしていたので、カードを強制停止されるなんて夢にも思っていませんでした。
何が問題だったのか?
■事実確認
Lyが「カード番号登録」を行ったサービスサイトはYahoo Japanです。
Yahoo Japanのプレミアム会員に登録するためです。
Yahoo Japanではプレミアム会員登録をすると割引クーポンが貰えるキャンペーンを不定期で行っています。
そのクーポンを貰うには未使用のカード番号が必要なので、JNBのカードレスVISAデビットを利用したわけです。
とはいってもLyが会員登録を行ったのは「合計8回」です。
べつに何百回も常習的に繰り返していたわけではありません。
■違法行為・不当行為ではない
JNB担当者さんにも確認しましたが、こういった使い方は「違法行為」「不当行為」では無いそうです。
なので法律違反でも無ければ規約違反でもありません。
ただしJNBとしては「適切ではない・想定外な使い方」だそうです。
これまで10年以上もカード管理してきた銀行が「想定外」て・・・(苦笑)
今後どうすれば良いのか?
■どうすれば良いの?
JNB担当者さんからは「こういった使い方は控えて頂きたい」と丁寧な言葉で言われました。
ですが具体的に、何を、どの程度まで、抑えれば良いのかが分からない。
「短期間とは?何日?」
「繰り返すとは?何回までならOKなの?」
何度、質問しても「こういった使い方は控えて頂きたい」を繰り返すだけのJNB担当者さん。
挙げ句には「この意味が理解できないならカード利用はお断りさせて頂きます」との事。
要するに「永久にデビットカードを使えなくするぞ」と脅かされたわけです。
これでは話にならない。
■結論を出すために
JNB担当者さんと話していても同じ文言を繰り返すばかりで埒が明かない。
仕方ないのでLyのほうから「では今後1回でも番号を発行したらカードを停止されるという事ですか?」と聞いてみたら、
担当者さんからは「はい、そうです」と明確に返答されました。
以上の経緯から、
Lyは「JNBカードレスVISAデビット」の番号を二度と新規発行できなくなりました。
カード停止されると何が困るのか?
たとえば通信費の月額払いに利用しているデビットカードが突然止められると、
結果的には「通信費の滞納(金融事故)」という事になります。
滞納(金融事故)が発生すると、
コンビニ払込票による無駄な手数料が発生したり、
銀行振込による無駄な手数料が発生したり、
最悪の場合、その通信会社では二度と契約できなくなってしまいます。
Lyは格安SIMの月額料金をJNBデビットカードで支払っていたので、
急にカードを止められると本当に困ります。
ところがJNBは予告無しに突然デビットカードの利用を停止します。
「カード番号の発行停止」でも構わないはずです。
でもJNBは敢えて「カード停止」を実行します。
完全に「嫌がらせ」です。
今月の通信費の支払日は数日後です。
すでに締め日は過ぎていて請求額も確定しています。
今から決済手段を変更するなんて無理です。
そんな状況でカードを止められるとマジ困るので「JNBの言いなり」になるしかありません。
JNBは消費者の事情なんて「おかまいなし」です。
Yahoo!からの要請
JNB担当者さんと話をしているうちにJNBの内情が見えてきました。
JNBは「こういった使い方」をされないようYahoo Japanから要請を受けているそうです。
JNBはカードレスVISAデビットについて「何度でも自由に」と宣伝していますが、
現実には利用方法や回数には制限があり、しかも曖昧な判断基準でカードを停止されます。
本来であれば、Yahooがプレミアム会員の「登録基準」を見直せば良い事なのに、
YahooとJNBの2社が連携して「消費者のカードを強制停止する」という安易な手段で解決しようとします。
身勝手で横暴なYahoo JapanとJNBには呆れて言葉もありません。
銀行とYahooの癒着関係
大臣から登録を受けた公的金融機関(JNB)が、
一般民間企業と癒着されちゃうと消費者としては大変困ります。
JNBとしては、個人客よりも大手企業(Yahoo)のほうが優先なんです。
急にカードを止められて通信費が滞納状態になったとしても、
「勝手にカードを止めた銀行が悪い」なんて言い訳は通じません。
決済手段を適切に管理できなかった自分(消費者)が悪いんです。
キャンペーンにも騙されていた
実はLyは、Yahoo Japanが不定期に行っている「○○月○○日までの口座開設で1000Pプレゼント」の広告にもまんまと騙されました。
キャンペーン終了日までは約1ヶ月間も余裕があったのですが、
JNB謹製の「免許証画像をUPするアプリ」があまりにも精度が悪すぎて何度も弾かれました。
※Googleプレイストアのレビューを読めばアプリの糞っぷりが分かります。
株式会社ジャパンネット銀行 口座開設アプリ レビュー
この口座開設アプリ(糞アプリ)では、撮影画像を送信前に確認する事ができません。
画像送信後はJNBからの返答を待つしかありません。
ですがJNBから「画像が不鮮明だったので再UPしてください」の返答メールが来るまでに約3営業日も待たされます。
さすがのLyもいいかげん面倒くさくなってきたので、免許証のコピーを郵送で送ることにしました。
ところがJNBからの「郵送キット」がLyの家に届くまでに約1週間も待たされました。
送られてきた「JNB郵送キット」に免許証のコピーを貼り付けて、必要事項に署名して、当日中に返送しました。
それから1週間経ってやっとJNBから「口座開設完了メール」が来ました。
「口座開設完了したので今からカードを送ります」的な内容でした。
「この調子ならギリギリ間に合うかも」という状況です。
ところがキャンペーン終了日になってもキャッシュカードが送られてきません。
JNBは書留の追跡番号を教えてくれないので輸送状況さえ把握できません。
でもおとなしく待つしかありません。
見事にキャンペーン対象外となってしまった・・・
ここまで掛かった日数は「ちょうど30日間」です。
「最短5日でお届け!」なんていう宣伝文句にまんまと引っかかってしまったわけです。
Lyの選択
今でも買い物にJNBデビットカードを使っていますが、月額課金のような継続的な支払いには一切使っていません。
全ての月額課金を「他の決済手段」に変更する手続きを行いました。
JNB担当者の気分しだいで、
いつ止められるかも分からないような不安定なカードなんて怖くて使えません。
ちなみにLyはいつJNBを強制解約されても構わないと思っています。
デビットカードなら他銀行でも発行していますし、他社クレジットカードも持ってるのでべつに困りません。
「ジャパンネット銀行に依存するリスク」のほうが大きい事を、
読者の皆さんに知ってもらいたいです。
銀行は自社を守るためなら平気で顧客の弱みに付け込んできます。
個人客よりも大手企業(本件ではYahoo Japanのこと)を優先します。
銀行とは、そういうものです。
あとがき
Lyのように、銀行側からの一方的な理由で口座利用を制限されている方は多いと思います。
だからといって「警察沙汰になるじゃないか?」とか、
「銀行から訴えられるのでは?」といった心配をする必要はありません。
銀行というのは自行に都合の悪い口座を躊躇なく凍結(強制解約)させます。
よくある事です。
預金残高が多い人のほうが優遇されますし、利用額が少ない人は冷遇されます。
これもごく普通の事です。
たんに金融庁から許認可登録を受けただけで、中身は普通の株式会社と同じです。
あくまでも「民間企業の一つ」に過ぎません。
口座の所有者自身が犯罪を犯してしまって、警察からの要請で口座凍結されたのなら話は別ですが、
口座の利用方法に違法性が無い限り過度に心配する必要はありません。
警察が動かないような事案では、銀行側としては「強制解約」くらいしか出来る事がありません。
民間企業である銀行には、それ以上の強制力はありません。
また「ブラックになると他行でも口座開設できないのでは?」という心配も無用です。
全銀協やCICなどの信用情報機関(いわゆるブラックリスト)に登録される情報は「事故情報」だけです。
今回のLyのケースは「JNBが嫌がるような口座の利用方法だった」というだけの話です。
べつに延滞や不渡があったわけではありません。
だから「事故情報」ではないので信用情報機関には登録されず、他行にまで情報が流れる事はありません。
銀行なんて星の数ほどあります。
JNBと相性が悪いなら他行を利用すれば良いだけの事です。
そもそもYahooと情報共有しているような銀行とは関わらないほうが良いです。
後日談
JNBからの脅迫電話から数カ月経って、もう一度Yahooプレミアム会員の登録を試してみました。
JNB担当者さんに言われた「こういった使い方は控えて頂きたい」の具体的な回数を知りたかったからです。
以前と同じようにカードレスVISAデビットの新番号を1個だけ発行して、
Yahooプレミアム会員を登録して、
JNBからの反応を待ちました。
そしたらなんと翌日にはカードを停止されました。
これでJNB担当者さんが言っていた「控えて頂きたい」は「1回でもアウト」という事が明確になりました。
「自社に甘く・相手に厳しい銀行業」ですからね(苦笑)
まぁそんなもんでしょう。
JNBには「モニタリングセンター」という、口座の不正利用を監視する部署があります。
Lyが電話で話した担当者さんもモニタリングセンターの所属です。
JNBのモニタリングセンターでは、
コンピューターを使って口座の不正利用を自動検知しています。
だから対応が速かったんですね(笑)
さすがJNBです。
https://www.japannetbank.co.jp/regulation/pdf/agreements38.pdf
JNBカードレスVisaデビット利用規定[PDF](2018年8月1日付けバックアップ)

これら利用規定には「JNBはいつでも自由にカードを利用停止させる事ができる」という内容が書かれています。
停止事由なんか、いくらでも後付けできるので「担当者の気分しだい」で自由にカードを止められる訳です。
そういう契約内容です。
デビットカードが使えないジャパンネット銀行に魅力はありません。
通知書が届いたその日のうちにジャパンネット銀行の口座を解約しました。
1, マイページにログインして
2, 解約代わり金(口座残高)を送金するための他銀行口座情報を入力して
3, 「解約する」をクリックする
これだけです。
解約手続きから2営業日後には指定した銀行口座に残高分が振り込まれます。
振込手数料はJNB負担です。
Yahooと蜜月関係だったり、
裏でコソコソやってるような銀行とお別れして、なんだかスッキリしました。
バイバーイ(⌒ー⌒)ノ