カスタム研究所

カスタム研究所 – Custom Laboratory

LINEモバイル:データフリーなビデオ通話で防犯カメラを構築してみた

time 2018/10/27

sponsored link

カスタム研究所【ネットワーク】LINEモバイル:データフリーなビデオ通話で防犯カメラを構築してみた

LINEモバイルには「データフリー」というサービスがあって、
「トーク・LINE無料通話・ビデオ通話」に関してはデータ残量を全く消費しません。
要するに「使い放題」という事です。

使い放題なら、24時間稼働させて防犯カメラとして運用できるのでは?

 
そこで今回は、
スマホとタブレットをLINEモバイル(ビデオ通話)で繋いで防犯カメラを構築してみようと思いました。

 

まずは結論から

結論から先に書いておきます。

LINEビデオ通話は防犯カメラとしては使えません。

ダメな理由1
【時間帯による速度低下が酷い】

ダメな理由2
【スマホ本体が耐えられない】

ダメな理由3
【電力消費がハンパない】

以上の3つが「LINEビデオ通話は防犯カメラとしては使えない理由」です。


※2018年12月18日追記
FTJ162A購入により「ダメな理由2~3」は解決できましたが「LINEモバイルの速度低下問題」だけは解決できませんでした。ですので結論は変わりません。

それでは「ダメな理由」を解説していきます。
 

ダメな理由1

【時間帯による速度低下が酷い】

通常時なら10Mbps超えしてる受信環境でも、
11:30分~13:30は100Kbps以下
15:00~18:00は1Mbps以下
18:00~21:00は100Kbps以下
21:00~23:00は50Kbps以下
まで通信速度が落ちます。

LINEビデオ通話では「1~2Mbps」の通信速度が必要です。
もし1Mbpsを下回ると強制的に「音声通話(LINE無料通話)」に切り替えられちゃいます。

さらに100Kbpsを下回ると強制切断されます。

なので、上記時間帯のビデオ通話は実行不可です。

いくらデータフリー(使い放題)でも、
【トラフィック増加による速度低下は避けられない】という結果でした。

ちなみに今回は「速度が速い!!」と評判のソフトバンク回線での検証結果です。
これがもしドコモ回線なら、もっと「利用できる時間帯」は制限されると思います。

 

ダメな理由2

【スマホ本体が耐えられない】

夏場はスマホ本体の発熱が酷すぎて落ちます。
冬場は結露が酷くてスマホ本体が壊れます。

やはりスマホは屋外使用には耐えられない構造なんです。

 

ダメな理由3

【電力消費がハンパない】

前項でも書きましたがスマホ本体の発熱が酷いです。
発熱が酷いという事はそれだけ電力を消費しているという事です。

今回はHUAWEI P10 liteを使用しましたが、
5V/2Aでも充電が追いつかず、約3時間ほどで43%までバッテリーを消費してしまいました。



この調子だと約7時間が限界です。

激しくバッテリー消費させているのは、
「LINEアプリ」と「ディスプレイ」でした。

やはりスマホは防犯カメラには向かない機械だという事ですね。

 

悪い話ばかりじゃない

今回の「LINEビデオ通話の防犯カメラ化」は失敗でしたが、
悪い話ばかりではありませんでした。

実はLyは、この3日間で「データフリー」を6GBほど使用しています。
ですが未だに速度制限(200Kbps以下)されていません。

速度制限されたらマイページ内に「速度制限中です」と表示されます。

※今月はLINEモバイルで8GB以上は確実に使っているはずなんですが、データ残量は120MBしか消費していません。
さすが「データフリー」です。

 
これにより、LINEモバイルのデータフリーは、
「3日間で6GB程度の使用なら問題ない」という事が分かりました。

 
LINEビデオ通話は1時間あたり「約350MB」を消費しますので、

「5時間/1日」程度のLINEビデオ通話なら速度制限されないという事ですね。

 
かなり良心的な制限基準だと思います。

 
ただしLINEモバイルの制限基準は非公開なので具体的な数字は誰にも分かりません。
そして制限基準がどれだけ厳しく変更されようとも契約者は文句を言える立場にありません。
全ては「LINE社の良心」にかかっています。

データフリー機能に係る説明書(PDF)
https://mobile.line.me/pdf/linemobile_datafree.pdf

 
データフリー機能の利用により、他お客様ご迷惑となるような、大容量のデータの継続的な送受などを行った場合に、一時的に通信を制限する場合があります。

 

あとがき

成功例ばかりではなく「失敗事例」を共有するのもアリかな?と思って本記事を書いてみました。
失敗からは多くの事を学べるので、Lyは今後もチャレンジし続けます(笑)

あと、今回は受信機としてAndroidタブレットを使用しましたが、本当はWindowsタブレットを使いたかったです。

Andorid版のLINEアプリは「アカウントの入れ替えが面倒(いちいち電話番号で認証する必要がある)」なので、
IDとパスワードだけで利用できるWindows版LINEアプリのほうが扱いやすいです。

ですがPC版LINEアプリはスゴく不安定で、
現時点での最新バージョンである「5.10.0.1788(2018年9月公開)」は「無料通話・ビデオ通話が一切出来ない」という不具合を抱えています。

もちろん旧バージョンに戻せば不具合は回避できるんですが、
最近のPC版LINEアプリには「強制アップデート」が搭載されているので、旧バージョンは起動すらできません。
しかもLINE社はPC版アプリにはあまりチカラを入れていないので、改善版リリースを期待せずに待つしかないようです。

検索から飛んできた方のために「LINEアプリ(Windows版)の保管庫」を紹介しておきます。
 
PC版LINEアプリの保管庫
https://filehippo.com/jp/download_line/history/
 
旧バージョンから最新版まで入手可能ですが「自己責任」で利用してください。

 

sponsored link

プライバシーポリシー

sponsored link

about me

カスタム研究所(所員:ライ)

カスタム研究所(所員:ライ)

Hi! my name is Ly(らい)!! It is a member of a custom laboratory! 面倒くさい事が大キライ+嫌なものはイヤと言える性格です! 礼節を軽んじる人とは交流しません! I love kittens!! 愛に飢えてるので優しくしてください。



sponsored link

sponsored link