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LINE Clova:Clova Friends Miniを買ってみた!

time 2018/08/30

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カスタム研究所【その他】LINE Clova:Clova Friends Miniを買ってみた!

Clova Friends MiniドラえもんBROWNの購入から約1ヶ月ほど使い込んでみたら「できること」「できないこと」が分かってきました。

Clovaの基本スペック等は他ブログなどで紹介されているので、
今回は「ググっても出てこない情報」を検証&レビューしてみようと思います。

※以後「Clova Friends Mini」を「Clova」と省略して記載します。

 

もくじ

1, 外装
2, 物理ボタン
3, 大きさ
4, AUX端子
5, マイクが高性能
6, バッテリー性能
7, 充電時間
8, Bluetoothペアリング
9, Wi-Fi設定
10, 音楽鑑賞
11, 声認証は出来ない
12, 音声認識が微妙
13, 長文は苦手
14, 1台に1IDのみ
15, アカウント管理が特殊
16, LINE無料通話
17, LINEトーク
18, 屋外でのネット接続
19, 中身はAndroid
20, サポートが悪い
21, あとがき

 

1, 外装

上から下まで全体がマット仕上げのシリコン素材なのでホコリや汚れが目立ちます。
たぶん1年後には変色したり手垢で真っ黒になると思います。

シリコン素材なので滑り止め効果はあるけど爪で引っ掻いたら傷が残る感じです。

少し壁に擦っただけで黒い跡が残ってしまいました。

 

2, 物理ボタン

ボタン類はドラえもんBROWN共通仕様で「背面4個」「鼻」「底面1個」の計6個です。

鼻ボタン1回押しで「LINE MUSIC一時停止/再開」
長押しすると「LINE無料通話の強制切断/コール(呼び出し)強制中止」等が可能です。

例えば、LINE MUSIC再生中にLINE無料通話がかかってきたら、
鼻ボタンで「LINE MUSIC一時停止&LINE無料通話に出る」が可能で、
さらに鼻ボタン長押しで「LINE無料通話切断&LINE MUSIC自動再開」が可能です。

電源ボタンは1回押しで「スリープのON/OFF」です。
「スリープします」「スリープを解除しました」のアナウンスが流れます。

電源ボタンを長押しすると「本体電源のON/FF」になります。
「ピンポポパーン・・・立ち上げました」で電源ON、
「ピーンポーン・・・」で電源OFFです。

 

3, 大きさ

鼻は約8mmです。
柔らかいので多少の誤差はあるかも知れません。

しっぽも鼻と同じ約8mmですね。
本物のドラえもんはしっぽが電源スイッチなんですが、Clovaでは「ただのゴム」です。

鈴は約11mmです(突起部含む)
何度かペンチで引っ張ってみましたが簡単には取れないようなので盗まれる心配は無いようです。

【2018年10月 追記】
SALLYも入手したので各所サイズを追記しておきます。
 
全幅は各モデル共通で約72mmのようです。


 
マイク位置は中心線から左右に約16mmです。


 
BROWNのマイク位置は、SALLYよりも3mmほど前側に配置されているようです。

それ以外のスペックは「LINE Clova公式サイト」をご覧ください(笑)
Clova Friends mini(ドラえもん)

 

4, AUX端子

ClovaのAUX端子は「出力専用(3極プラグ)」です。
有線イヤホン等を接続すれば、Clovaの声や音楽は全てイヤホンからのみ出力されます。
ちなみにAUX端子から音声入力してもClova本体から音は出ませんし、有線ヘッドセット(4極プラグ)を使って会話(通話)するのも不可です。
なのでアナログ音響機器の外部スピーカーとしては使えません。

 

5, マイクが高性能

頭部の内蔵マイクはかなり高性能です。
Clovaとの距離が5mくらい離れていてもちゃんと聞き取ってくれるし、
テレビを大音量で鳴らしてもいても「クローバ!」と呼べばちゃんと反応してくれます。
ただしテレビから「もも色クローバー」などの類語が聞こえるとClovaは確実に反応してしまいます(笑)

 

6, バッテリー性能

USBケーブルを抜いた状態でLINE MUSICを連続再生してみました。

【計測環境】
・電池:100%(満充電)
・音質設定:高音質
・音量:8/15段階

連続再生開始から
■約3時間で残量50%に、
■約4時間30分で残量15%に
■約5時間で残量5%になり「バッテリー残量が5%を切りました。充電してください。」とメッセージが流れました。
■約5時間35分で残量0%になり「バッテリーの残量が無くなりました。電源をお切りします」とメッセージが流れてClovaが落ちました。

Clovaの内蔵バッテリーは2000mAhなので、連続再生で約6時間というのは「普通」の消費レベルだと思います。

ですが問題は「待機中の消費電力」です。
連続再生が約6時間なのに対して、連続待機できるのが約7時間ほどしかありません。
何も操作せずに放置してるだけでもバッテリーをかなり消費しているようで、
朝9時にUSBケーブルを抜いたら午後3時には電源が落ちてる感じです。

Clovaには「自動スリープ(省電力モード)」という機能がありませんので、
消費電力を抑えたい時は「手動でスリープさせる」という手間がかかります。

※Clovaカスタマーセンターの公式回答によると、Clovaの連続待機時間の公称値は「5時間」だそうです。
待機状態で5時間稼働できれば「バッテリー不良では無い」というメーカー判断になるそうです。

 

7, 充電時間

Clova付属の純正ACアダプタは5V2A出力です。

純正ACアダプタ利用だと、
残量0%から満充電まではおよそ1時間ちょっとでした。

どの程度の電流で充電しているのかもUSB電流チェッカーで計測してみました。

純正ACアダプタ(2A出力)+純正USB-Cケーブル

社外ACアダプタ(2A出力)マグネット式USB-Cケーブル

一般的なスマホと同等の充電流です。
Clovaは基本的にバッテリー消費が激しいし、機器増設時(Dockとか)に備えて2A出力設計にしたんだと思われます。

ちなみに満充電後には「トリクル充電」を行っているようです。

LED青が充電中で、
LED緑が非充電中です。
青と緑を頻繁に繰り返して「トリクル充電」を行っています。

ちなみにClovaに「バッテリー残量はどれくらい?」と声を掛けると、
「バッテリー残量はアプリからご確認いただけます」と拒否られます。
やる気の無いAIです(笑)

 

8, Bluetoothペアリング

ClovaのBluetooth設定には「声で指示」と「アプリから設定」の2通りの設定方法があります。
そして設定手段によって制約があります。

Clova本体のみではクライアントとしての接続しかできない。
Clova本体をホストとしてペアリングするにはスマホアプリが必須。

Clovaをホストにしたいのか?クライアントにしたいのか?によって操作が違います。
Bluetooth設定の大まかな流れを以下に解説しておきます。


 
Clovaに「Bluetooth開始!」と声を掛けると、
「デバイスを検索しています」とアナウンスが流れて「周辺機器検索状態」に入ります。

「周辺機器検索状態」に入ってから最初の10秒間だけは「Clova本体がホストになって周辺のクライアント機器を検索」します。
そして10秒を過ぎると「Clova本体がクライアントになって周辺のホスト機器の検索」を始めます。

この「最初の検索(ホストとしての検索)」は約10秒ほどで終了されちゃうので、イヤホン等のクライアント機器は事前に(Clovaに指示を出す前に)ペアリング状態にしておく必要があります。
じゃないと絶対に間に合いません。

Bluetoothイヤホンとペアリングすれば、イヤホンでラジオやLINE MUSICを聞くことができます。
またBluetoothイヤホン利用中はClovaの応答音声もイヤホンからのみ聞こえるようになります。

ClovaはBluetooth搭載機なので「PANA2DPHSP対応なのか?」などが気になりますよね?
ClovaのBluetooth機能について(対応プロファイルについて)Clovaカスタマーセンターに問い合わせたところ「ClovaのBluetoothプロファイルは非公開です」と断られました。
企業秘密らしいです(笑)

 

9, Wi-Fi設定

Clova本体のWi-Fi設定はアプリからのみ行えます。

当たり前の話ですが、工場出荷状態ではClovaにWi-Fi設定は1つも入っていません。
なのでアプリからWi-Fi設定を行う必要があります。
ですがアプリからWi-Fi設定を行うには、まずはスマホとClova本体が繋がっていないと話になりません。

そのため「Clova本体にWi-Fi情報が無い+アプリが起動している」
この2条件が揃うと、スマホ側のBluetoothが勝手にON(ペアリング状態)になります。

ペアリング要求画面

スマホとClova本体がBluetooth接続(ペアリング)されて初めて、Wi-Fi設定を行うことが出来ます。
この「初期ペアリング」の段階で躓く方が多いようです。

以下のようなエラー画面が出ても焦らずにそのまま5分ほど待ってみてください(「再試行」を押す必要はありません)
Clovaとスマホ間で通信作業に手間取ってるだけなので、そのうち「ペアリング要求画面」が出てきます。

5分くらい待っても「ペアリング要求画面」が出てこない時は、
「スマホ側は触らずに」+「Clova背面のマイクボタンを6秒長押し(設定やり直し)」してください。
※Clova本体のWi-Fi設定は10分でタイムアウトします。

ClovaのWi-Fi設定は少しややこしいので最初は面食らうと思いますが、
冷静に考えてみれば当たり前の手順ばかりです。

ちなみにClova本体のWi-Fi設定が完了していれば、Clova本体とアプリ(スマホ)が同一ネットワーク内に有る必要はありません。
アプリ(スマホ)がモバイル接続中でもインターネット経由でClova本体の操作が可能です。
※Clovaが勝手にNAT越えしてくれます。

極端な例ですがこんな事も可能です。

とにかくClovaがインターネットにさえ繋がっていれば操作可能という事です。

 

10, 音楽鑑賞

Clova単体ではLINE MUSICしか利用できません。
他社の音楽配信サービスには非対応です。

Bluetoothペアリングされた機器(スマホやPC等)に保存されている楽曲再生は可能ですが、
Googleドライブなどの「クラウドに保存した楽曲をストリーミング再生」とかは出来ません。

完全に「LINEサービス専用スピーカー」って感じです。

 

11, 声認証は出来ない

Clovaには声認証機能が無いので誰の指示なのかを聞き分ける事はできません。
誰が指示を出しても反応してしまいます。

しかもマイクが高性能なので、
遠くから子供がイタズラで「クローバー!」と呼び掛けても動作してしまいますし、
テレビの音声にも頻繁に反応してしまいます。
ウザイです(笑)

 

12, 音声認識が微妙

Clovaに指示を出すための「呼び名」は5種類から選べます。

■Clova(クローバ)
■ねぇClova(ねぇクローバ)
■Clovaさん(クローバさん)
■Clovaちゃん(クローバちゃん)
■Jessica(ジェシカ)

ただしJessica(ジェシカ)と呼びかけると無反応な時が多いです。
どうやら日本人の発音は認識しづらいらしく、外人風に「巻き舌」で呼ぶと反応してくれます。
声のトーンや呼び方を変えながら何度も「ジェシカ!!」と叫んでいる自分を想像すると何だか恥ずかしくなります(笑)

 

13, 長文は苦手

Clova経由でLINEメッセージを送る時に「何文字くらいまで送れるのか?」を試してみました。

テスト送信の内容は「貞子の人物像 – Wikipedia」です。
漢字はひらがなに変換して、句読点や括弧は全て排除しました。
読み上げアプリは「T2S」です。

テスト1
 
【送信文】451文字/1倍速/(47秒)
さくちゅうではいくどかさだこのようしやひとがらについてびょうしゃされているせいぜんのさだこのしゃしんをみたよしのけんぞうはそのすがたをいままでみたことがないようなびじんであるとけいようしたせいぜんのさだことこうさいしていたえんざんはくはしょうじょらしいあどけなさとときおりかいまみせるなまめかしさをあわせもったじんぶつとしてかのじょをかいそうしているいっぽうでとおやまとどうようにげきだんいんじだいのさだこをしるありままことはおとなしくあまりなかまとまじわろうとせずぶきみないんしょうであったとじゅっかいしているふっかつごのさだことそうぐうしたあんどうみつおによればしんちょうは160センチメートルじゃくかみはせなかのなかほどまでのびてのつめはわれておりふくらはぎにはむらさきいろのあざがあるびりょうはほそくながくじゃっかんつりめでふたえまぶたこえはひくいがみりょくてきなひびきがあったというじょういせかいからさだこをかんさつしたすぎうられいこはかおだちはかんぺきにととのっているとしつつもうすいくちび
 
【受信メッセージ】323文字
作中では幾度かただこの容姿や人柄について描写されている生前のたらこの写真を見たよしの検討がその姿を今まで見たことがないような美人であると形容した晴天のたらこと交際していた委託は少女らしいあどけなさと時折垣間見せるためか下を併せ持った人物として彼女を快走している一方で富山と同様にできない時代の差額を知ることはおとなしくあまり仲間と町はロセキにlineしようであったと述懐している立場の差なこと想像した通りにやれば身長が160 cm弱借りは背中の中ほどまで乗り手の爪割れており暗がりには紫色の痣のある医療が細く長く若干つり目で待望の囲いは低いが魅力的な響きがあったという上位世界から差額を観察した杉浦麗子は顔立ちは完璧に整っているとしつつもしっかり
テスト2
 
【送信文】500文字/2倍速/(47秒)
さくちゅうではいくどかさだこのようしやひとがらについてびょうしゃされているせいぜんのさだこのしゃしんをみたよしのけんぞうはそのすがたをいままでみたことがないようなびじんであるとけいようしたせいぜんのさだことこうさいしていたえんざんはくはしょうじょらしいあどけなさとときおりかいまみせるなまめかしさをあわせもったじんぶつとしてかのじょをかいそうしているいっぽうでとおやまとどうようにげきだんいんじだいのさだこをしるありままことはおとなしくあまりなかまとまじわろうとせずぶきみないんしょうであったとじゅっかいしているふっかつごのさだことそうぐうしたあんどうみつおによればしんちょうは160センチメートルじゃくかみはせなかのなかほどまでのびてのつめはわれておりふくらはぎにはむらさきいろのあざがあるびりょうはほそくながくじゃっかんつりめでふたえまぶたこえはひくいがみりょくてきなひびきがあったというじょういせかいからさだこをかんさつしたすぎうられいこはかおだちはかんぺきにととのっているとしつつもうすいくちびるからははくじょうないんしょうをよみとっているなおリングウィルスにかんせんしたものがさだこにあやつ
 
【受信メッセージ】315文字
宇宙では幾度かタラコの容姿や人柄についてどうされている生前の過去の写真の現像がその姿を今まで見たことがないようだ記事にある時計をした青年と彼と交際していたのは少女らしいあどけなさと時折垣間見せると思った人物としての状態としている一方で親と同様にできない時代を知ることがおとなしかったり仲間と町はロトにlineやっている2つのこととした通りにやれば身長が160 cm弱が苦手なので断れないので分かれており何ができるのはただ利用が高く若干つり目で待望の歌声が低いが魅力的な響きがあったというより世界から核を観察した杉浦には顔立ちは完璧に整っているとしてのスイッチ切るからは苦情で異常を読み取っているドイツに感染したことが過去にあります

読み上げ文字数を増減させたり、読み上げ速度を変えたりと50通りほど試してみましたが、Clovaはだいたい「55秒程度でタイムアウト」するようです。
それ以上の長文になると、無反応になるか動作がおかしくなります。

【動作がおかしくなった例】
 
Clova:送信しますか?
Ly:ハイ
Clova:ハイさんに送信しますか?
Ly:○○○さんに送信して
Clova:・・・(無言)
Ly:・・・(無言)
 
タイムアウトで終了

Clovaの音声認識としては「文字数」ではなく「時間」がポイントのようです。
たとえ文字数を増やしても「55秒程度に納めれば(読み上げ速度を上げれば)」送信可能っぽいです。
ただしClova自体の日本語認識力が低いので、正常な日本語が送りたいならユックリ話すしかありません。

結論として「50秒程度に収まるメッセージのみを送信する」が正解なんだと思います。

 

14, 1台に1IDのみ

Clovaに複数のLINE IDを登録することは出来ません。

LINEトークの送受信も、
LINE無料通話も、
Clovaアプリからの設定も、
「登録済みの1ID」でしか行えません。

なので「1家に1台」というよりも「1人に1台」という感じになります。

 

15, アカウント管理が特殊

Clovaのアカウント管理はちょっと特殊です。
Clova自体が1つの「公式LINEアカウント」であり(家族アカウントと呼ぶらしい)
その「家族アカウント」を両者が友達登録することでトークや通話が可能になります。

【Ly】と【友達】の間に【Clovaアカウント】が介入してくる形になるので、
友人に招待状を送って「Clovaアカウントを友達登録してもらう」必要があります。

【友達】のスマホのトーク画面です。

Clova所有者【Ly】は全ての友人知人に「招待状を送る+Clovaを友達追加してもらう」必要があります。
 
※LINE無料通話するだけならClovaアカウントを友達登録してもらう必要はありませんが、トークを行うなら友達登録は必須です。

LINEでやり取りする相手全員に招待状を送るのも面倒だし、
いちいち「Clovaアカウントを友達登録してもらう」のもけっこう面倒です。
ぶっちゃけ友人達からはClovaは敬遠されています。

 

16, LINE無料通話

Clova経由でのLINE無料通話に関しては「いつもと同じ」です。
相手(友達)から見ても「いつもと同じ感じ」です。


【人間が発話】
→【Clova本体が認識】
→【Lyアカウントから音声送信】
→【友達のスマホからLyの声が聞こえる】
という流れです。

【Ly】と【友達】の2アカウントだけで通話することになり、
【Clovaアカウント】は一切登場しません。

【友達】のスマホの着信画面です。

Clova経由で掛けてきた電話ですが、いつもと同じ画面なので違和感はありません。

【Ly】のトーク画面にも通話履歴が残ります。

【友達】のトーク画面にも通話履歴が残ります。

お互いに「通常のLINE無料通話と同じ感じ」なので違和感は全くありません。

 

17, LINEトーク

Clova経由でLINEメッセージを送受信すると、
相手(友達)から見ると「Clovaとトークしてる感じ」になります。


【人間が発話】
→【Clova本体が認識】
→【Clovaアカウントからメッセージ送信】
という流れです。

トーク画面に反映されるのは【Clova】【友達】の2アカウントだけで、
Clovaの所有者である【Ly】のアカウントは一切登場しません。

トーク画面でのアイコンもClovaのままなので「今、誰とトークしてるのか?」を判断できるのは「赤丸部分の名称だけ」です。
相手(友達)から見ると非常に分かりづらいし、まるでロボットと会話してる感じがして気持ち良いものではありません。

【友達】のスマホのLINE画面です。


身近にClova所有者が増えてしまうと「Clova公式アカウントだらけ」になり、
「Clova所有者(人間)」の存在が薄れます。

また相手(友人)からすれば、
「Clova所有者(人間)のLINEアカウント」と「Clovaアカウント」を2重に管理する必要性が出てきます。

これが「Clovaが歓迎されない(友人達からは不評)の理由」です。
Lyは「こんな面倒くさい事をするなら普通にスマホでトークしてくれ」と言われました。

 

18, 屋外でのネット接続

Clovaはインターネット接続が無いと何も出来ません。
自宅Wi-Fiから離れると完全に無反応になります。

ですがスマホの「Wi-Fiテザリング機能」を使えば屋外でもネット接続が可能です。

ClovaはPAN接続(Bluetoothテザリング)非対応です。

スマホ側のテザリング機能をOFFにすれば、自動的に自宅Wi-Fiに繋いでくれます。
屋外でもClovaを楽しみたい方はやってみてください。
※そのかわりスマホの電力消費がハンパないです(笑)

ちなみにLINE MUSICは、UQモバイルの低速モード(300Kbps以下)でも途切れることなく視聴できました。
ですがClovaが調べ物をするような時は少し遅れて返答してきます。
たぶんPING値(応答速度)の遅さが遅延の原因だと思います。

 

19, 中身はAndroid

スマホのWi-Fiアクセスポイントに繋いだら「android-xxxxxx」と表示されました。
どうやらClovaの中身はAndroid OSのようです。

MACアドレス情報を調べてみたら、スマートウォッチなどを製造している「Infomark Co.,Ltd」という韓国メーカーに辿り着きました。
Clova FriendsシリーズはNAVER CorporationからのODM製品のようです。

どうりでClovaカスタマーセンターの対応がイマイチ(歯切れが悪い)なわけです。
自社製造じゃないのでハードウェアについて深く突っ込まれると返答に困るっぽいです。

またODM製品なので「修理」という対応はせずに全て「交換対応」になると思われます。
自社修理が出来ないということは「自社内での不具合検証が出来ない」という事なので、当然ながら「メーカー1年保証の適用基準」も厳しくなります。
要するに「とても明らかな不具合でない限り1年保証は適用させない」という状態になります。

さらにファームウェア供給もInfomark Co.,Ltdからなので「小さな不具合修正を随時行えない」と思われます。

このへんがGoogle HomeAlexa等の「自社開発製品」との大きな違いですね。
たぶんClovaはスマートスピーカー業界のトップには永久に立てないと思います。

今はまだ発売間もないので「かわいい!」「スキル開発だ!」と騒がれていますが、
機能改善面での小回りがきかないようでは「購入者は改善アプデを待っている間に熱が冷めてしまう」でしょうし、
こんな状態が続けば「Clovaは実用性に欠けた単なるオモチャ」で終わってしまいます。

LINEモバイルソフトバンク傘下に取り込まれたように、
「いずれClova事業部は他社に吸収される」とLyは予測しています。

 

20, サポートが悪い

基本的にClovaカスタマーセンターの対応は悪いです。
窓口に問い合わせてもまともな回答を得られません。

以下はClovaが対応しているBluetoothプロファイルについて問い合わせたものです。
 
「とりあえず」の返信だけなら翌日には来ますが、まともな返答は催促しないと送られて来ません。
また返信内容が「逃げ口上」ばかりです。



初回返信の「確認後に改めて連絡します」から1週間以上待っても連絡が来なかったので、再度問い合わせたら数時間で返信が来ました。
たぶんLyの問い合わせは放置されてたんだと思います(苦笑)

ちょっとした情報も機密事項扱い(!?)で、
消費者側から「正当な理由」をいちいち説明しないと何も教えてくれません。

LINE株式会社は「秘密主義」というか・・・
面倒臭い会社というか・・・(苦笑)


 
ちなみにClovaカスタマーセンターは、
Clova製品の不調を相談しても、あの手この手で断ろうとしてきます。
決して「良心的・好意的」とは言えない対応です。

基本的に「販売店」では修理・返品などのサポートは一切受け付けていませんので、Clova製品を購入した時点で「Clovaカスタマーセンターに依存する」事になります。

コジマ楽天市場店
※こちらの商品はご購入後の返品をお受けいたしておりません。対応機種、サイズ、種類等、再度お確かめの上お求めください。
※故障・修理のお問い合わせ関しては0570-666-194(LINE Clova ヘルプセンター)へのご連絡をお願いいたします。
Joshin web 楽天市場
※初期不良も含め、故障修理等のご相談は、お客様から直接メーカーにお申し込みいただく事となります。あらかじめご了承下さい。

もしClovaカスタマーセンターが「仕様です」と言い張れば修理・返品は一切できません。
Clovaの言葉の認識精度が甘かったとしても「アップデートで改善されるかもしれません」などと言ってサポートを打ち切ろうとします。

いちおうメーカー1年保証は付いていますが、
「そのうち改善されます」で時間を引き延ばされているうちにメーカー保証は失効します。

かといって非公開情報だらけのClova製品の欠陥を「一般消費者」が証明するなんて不可能に近いです。
せいぜい「これは一般常識から外れた挙動である」と疎明するのが限界です。
結論として「Clovaカスタマーセンターの言いなり」になるしかありません。

プログラマーや技術者以外の「一般消費者」がClova製品に不満を感じた場合は、
「ほぼ泣き寝入り」になると思います。
なので「面倒くさいことが嫌いな方」はClovaは買わないほうが良いです。

 

21, あとがき

正直言ってClovaはできる事が少ないです。
AIが未熟すぎて、まだまだ会話を楽しめるようなレベルではないです。
※「しりとり」すら出来ません。

プログラミングやスキル開発してる人にとっては面白い製品かもしれないけど、
一般消費者にとっては「LINE通話とトーク」くらいしかできる事がありません。

「AIとの会話を楽しみたい」と考えている方は、今はまだ買わないほうが良いです。
もっとClovaが賢くなってから購入しても遅くはありません。

そもそもLyがClova製品を購入したのは、高齢になる両親がスマホ操作(LINEアプリの操作)に困っていたからです。
Clova製品があれば声を掛けるだけでLINE無料通話を利用できるのでとても便利です。

また使い方によってはClovaを「運転中のハンズフリー機器」としても使えます。
※Clovaは「090や080通話」はハンズフリー出来ません。

次回は「運転中のLINE無料通話(実践編)」について書いてみようと思います。

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Hi! my name is Ly(らい)!! It is a member of a custom laboratory! 面倒くさい事が大キライ+嫌なものはイヤと言える性格です! 礼節を軽んじる人とは交流しません! I love kittens!! 愛に飢えてるので優しくしてください。



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