2019/02/05
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カスタム研究所【Windows Phone】FREETEL KATANA01でWindows 10 Mobileを使ってみた。
いつもなら迷わず上位機種を新品購入するLyだけど、
Windows 10 Mobile(W10M)には全く期待感が持てなかったので FREETEL KATANA01 の中古品を購入してみた。
本体+ACアダプタ+USBケーブルのみ(箱無し)で送料込み5000円と安価に入手できたよ~☆
ACアダプタの出力は「5V1A」だから、一般的なACアダプタならだいたい使えそう。
ただしPCからのUSB充電(USB2.0 5V500mA)だと2倍以上の時間がかかる。
とりあえず結論から書くが「W10Mはまだまだ使えない」がLyの率直な感想です。
端末のスペック不足による問題ではなく、そもそも使えそうなソフトウェアが驚くほど少ない。
純正アプリ以外の選択肢(社外アプリ)がほぼ皆無という事だ。
メール・スケジュール・アドレス管理には「Outlook(純正アプリ)」
ブラウザは「Edge(純正アプリ)」
地図は「マップ(純正アプリ)」
通話は「電話(純正アプリ)」か「Skype(純正アプリ)」
音楽は「Grooveミュージック(純正アプリ)」
動画は「映画&テレビ(純正アプリ)」
写真は「フォト(純正アプリ)」
スマホとしての基本的な事はだいたい出来るが、それ以上の事はほぼ出来ないと思って良い。
ガラケーに毛が生えた程度だから、AndroidやiOS端末からわざわざ買い換えるほどの意義は全く感じない。
それに、W10Mでは「PC版Windows」のソフトウェアは使えない。
PC版WindowsとW10Mで共通して使えるのは「UWPアプリ(ユニバーサル Windows プラットフォームアプリ)」だけだ。
現状でUWPアプリは「Office製品」か「Netflixアプリ」くらいしか見当たらない。
またW10Mは、PC版Windowsとの親和性が高いと思い込んでいたが、
ホームネットワークに参加できないので、Wi-Fi経由ではデスクトップPC(Windows 10)の共有フォルダにもアクセスできないし、DLNAによるマルチメディアファイルにもアクセスできない。
PCとデータ等を共有したいなら「OneDrive経由」か「USBケーブル接続」が必須になるので不便きわまりない。
想像以上に「孤立した端末」だ。
あと、W10Mの目玉機能である「Continuum」は、高価な上位スペック端末じゃないと搭載できないし、
そもそもContinuumを利用する時に起動されるOSは「PC版Windows」ではなく「W10M(フル機能が使えないWindows)」である。
これでは「デスクトップPCと同等機能」とは言えないし、単にW10Mの画面を外部出力するだけならminiHDMIやMiracastでも十分である。
わざわざ別途で「Display Dock」を購入してまでContinuumを利用する事には全く意義を感じない。
初めてスマホを購入する人や、
新規でMicrosoftアカウントやOutlookメールを作成する人ならWindows Phone導入は容易かもしれないが、
既存リソース(各種アカウントやデータ等々)を流用したいAndroidユーザー・iOSユーザーには「全く使い道が無い」だろう。
W10M端末と言えば、マウスコンピューター社の「MADOSMA」やMicrosoft社の「Lumia」もあるけど、
2万円以上も出すくらいならWindowsタブレットを購入したほうが確実に実用性がある。
Lyは5000円の投資だったから損をしたとは思わないが、こんな未熟なOSに数万円も出す気はしない。
現実にKATANA01 の使い道にすら困っているのが現状だ。
Windows Phone購入を検討している方は要注意ですよ。